9.3. iRuleのロールバック
iRuleを、旧バージョンの以前の設定に戻す方法を確認します。 戻し方の考え方は2通りあり、
“v1”ルールを充て直す
“v1”ルールをコピーして”v3”として充て直す
どちらを採択すべきかは運用状況によりますが、手順的にはいずれも大差はありません。 本章では、後者の “v1”ルールをコピーして”v3”として充て直す 手順で実施することとします。
9.3.1. v1ルールの充て直し(参考)
注釈
このv1ルール充て直しは参考情報とし、ハンズオンラボは後半のv3として充てる手順を実施します。
“irule-test”の”v1”を選択し、“Attach Applications”をクリックします。
現状”v2”が適用されているHTTP-Serviceをチェックして"Apply"、“Deploy Changes”をクリックします。
以上で"v1" iRuleへのロールバックは完了です。
9.3.2. v3ルールとして充て直し
旧iRuleに戻す際、履歴バージョンをv3としてリビジョンアップして適用し直します。
以前の”v1”の状態で”Stage from this version”を選択し、“Commit Changes”をクリックします。
”More Commit Option”から”Commit without any attached applications”を選択し、”Yes, Commit”をクリックします。 すると同一iRuleが"v3"として作成されます。
アプリケーションへv3 iRuleを適用し直します。 My Application Servicesから作成済みの”HTTP-Service”をクリックします。
次画面右上の”Edit”をクリックします。
iRuleの"Edit"ボタンをクリックします。
Versionのドロップダウンメニューから“v3”を選択し、”Save”、”Review & Deploy”をクリックします。 次ページの"Deploy Changes", "Yes, Deploy"まで実行します。
- クライアントからサーバへの通信確認を行います。 Windows clientのブラウザから
http://10.1.10.100/test のURLへアクセスを試行します。
"Test Page" の画面が表示されると、旧バージョンiRuleの"v3"からコンテンツを返しています。